「今、あなたがMakuake STOREで欲しいものはなんですか?」

「今、あなたが
Makuake STOREで
欲しいものはなんですか?」

インタビュー 2022.11.2

各方面で活躍する人たちに実際に聞いてみました。思い入れのあるお買いものエピソードや今欲しいものの話から、気になるあの人のことをもっと知ることができるはず。だってお買いものは、今の気分や買いもの哲学、つまり人生をリアルに映し出すものだから。

 

仕事場として使っているという風格のある築65年のビンテージテラスハウス。玄関ドアを開けて招き入れられる先に広がるのは、国も時代も飛び越えたかのような空間。そこに散りばめられているのは、歴史とモダンさを感じる洗練されたインテリアと家電の数々です。 

「この建物は建築家の前川國男が昭和30年代に設計・建築したものです。建物が生まれた時代の雰囲気やコンセプトを大事にしてリノベーションされました。ハーマンミラーのイームズエリプティカルテーブル、ジョージ・ネルソンのバブルランプ、アルネ・ヴォッダーのテーブル……置かれた家具は建物ができた時代の名品で揃えられ、その世界観を意識したものが厳選されています」

 世界的建築家の作品として現存する数少ない住居を、滝田さんと協働するスタイリスト窪川勝哉さんがリノベーション&スタイリング。家電スペシャリストである滝田さんはこの場を家電ショールームとして共同使用しているのだそう。

家電のデザインは快適さを上げてくれる要素

「この建物は厳選されたインテリアが置かれ、研ぎ澄まされた空間です。家電選びにおいては建物のコンセプトを壊さないよう、使われている素材の色やトーンに注目して、黒やシルバーのものを選択しました」

 「家電はそもそも〈自分でやらない価値〉を担うもの。ソフトウェアの部分やスペックはもちろん大事だと思います。いかに家事ストレスを軽減できるか、めんどうくさがりが快適さに近づけるかは家電の使命ですからね。ですが、デザインもとっても大事だと思うんですよ。スペックが家電の使命だとしたら、家電のデザインは人と人、人と家電を繋ぐインターフェースの部分を担う要じゃないでしょうか。持っているだけで置いているだけで心地よく感じたり、気持ちを上げたりしてくれる要素なので、家電選びにおいて大切にすべきところだと僕は思っています。実際に最近の家電のビジュアルは〈存在感を消してインテリアにいかに馴染むデザインかどうか〉というところまできていると思います。家電が家電だぞ!!と大きい顔をしたデザインの時代ではなくなったと感じていますね」

少しでも心地よく、少しでも健康に

「とくにここ数年はコロナが生活を大きく変えて、家にいる時間がグッと長くなったかたが増えたのではないでしょうか。自分ももれなくそうです。家にずっといて目につくものってなんですか?と問われたら、その答えは家具や家電だと思うんです。この一年で僕も居住空間の快適性アップのために、ソファやダイニングテーブル、家電を買いました」


「欲しいというより、実際に買ったマクアケの商品もあります。『restool』『スマートバスマット』です。『restool』はパッと見はおしゃれなスツール。オットマンとしても使えます。だけどフタをパッと開ければ温める、指圧する、揉む、ほぐすの4つのマッサージ機能を楽しめるんです。
マッサージ機といえば、リビングで大きく場所を取っていたり、仕舞い込んで結局使わなくなったりしがちなアイテムでしたが、見た目がいいから出しっぱなしにしておける点がいいと思います。

もう1つの『スマートバスマット』も『restool』とともにヘルスケアアイテムです。風呂上がりに浴室から脱衣所に移動するときにバスマットに乗るといういつも通りの動きをするだけで、体重を測定し、アプリにそのデータを集約して健康管理ができるんです。コロナ禍で外出の機会も減って運動不足が気になり、健康を意識することが増えたけれどめんどうくさがりの僕にぴったりでした。

家電の使命である<自分でやらない価値>の追求と今注目のデータヘルスにリーチしている点で素晴らしい。サポーターとしてとても共感した商品です」

いいものを身の回りに置いて、自己肯定感を高める

「身の回りに置くもので、自分をよりよい方向に変えることができると思っています。家にいる時間が長くなった今、一層それが可能になっているし、利用すべきじゃないですかね。
たとえば先ほど在宅が増えて健康への意識が高まったという話をしましたが、家をジム化する人も増えたと思うんですよ。でも、そのための専用の部屋を持っている人は少ない。だから、部屋に器具を置いても違和感のないようなデザイン力のある健康器具が今の気分だと思います。
その点、フィットネスバイク『arconは見た目がフィットネスバイクらしくないソリッドなデザインだから自宅のジム化がしやすいくていいんじゃないかな。
アロマディフューザー『AROMAFUN』も気になる商品です。家具や家電、照明などで目にみえるおしゃれさを追求したら、香りに注目して、視覚だけじゃなく嗅覚でも空間のセンスアップするのが効果的なんですよね。ディフューザー自体のビジュアルが美しいのも、もちろん欲しいと思うための条件です」

「商品の力を上手に借りて、身の回りのものをセンスのいいものや心地いいもので固めていくと、自己肯定感は自然と高まって心身ともに健康になれる。自分のお気に入りで家の中の環境を整えていきながら、センスアップしていく。
すると、自分にとって〈いいもの〉がよりわかってきて、満足のいくセンスのいい買い物ができるようになる。いい買い物ができるかどうかってそういうことだと思います。決して値段が安いから、高いからいいとかではなく、自分に合うものを選ぶセンスを養い、妥協せずに買うことが僕にとっての〈いい買い物〉だと思います」

※本文中の写真は全て撮影時のみマスクを外しております

撮影/寺澤太郎

滝田勝紀さんのお気に入りリスト

 

滝田 勝紀(たきた・まさき)
家電スペシャリスト。MZ世代のライフスタイルWeb「Beyond magazine」のプロデューサー。出版社で生活家電の編集担当になったのを機にこの道へ。モノづくりの企画段階から、実際の使用感やスペックはもちろん、実際に使われるシーンや空間を想定したデザイン性能まで、家電のすべてを知っている人。