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安藤 秀通

Hidemichi Ando

整理収納アドバイザー。 愛称「ひでまる」。
Disney&MuseumShopのビジュアルマーチャンダイザーとして空間やビジュアル作りの業務に携わる。2020年から各種インスタライブ、自宅を公開して講義をする「お家ツアー」や出張アドバイスなどで、快適に暮らす整理収納術を紹介する活動を行なっている。スッキリと快適に暮らす部屋作りのことはおまかせあれ!の人。

整理収納アドバイザーの安藤秀通です。今回のテーマは「さっと身支度時間の工夫」。家が散らかっていると、出かけるときに忘れ物をしたり、必要なものを探したりし時間をロスしがち。実際に、人間は一日約30分も探し物をしているというデータもあり、一年にするとなんとその時間は約一週間分にもなるそう! 特に1日の始まりである大切な朝時間を豊かな時間にするための、私のおすすめの整理収納のコツをご紹介します。

目的ごとに物の置き場所を決める

まず、当たり前のようで意外にできていないことが多く、やると効果絶大なのが物の置き場所を決めることです。事務用品を一箇所にまとめる、ハンカチを引き出しの1段目に入れるなども一つの整理の方法ですが、出かける準備のためにより効率的に物の置き場所を決めるなら、目的ごとに物の置き場所を決めるのがベスト。

たとえば、ビジネス用のセットなら「ペン、PC、ガジェット、事務用品」、電車移動用作業セットなら「文庫、動画編集セット」、病院に行くセットなら「保険証、医療証、お薬手帳」など、目的別に使うものをひとまとめにセットにして置き場所を決めます。
バッグを変えても、急に予定が変わっても、目的そのものに合わせてそのセットをカバンに入れて出かければいいので探し物や忘れ物が回避できますよ。

生活の動線を考える

もう一つの、特に朝の身支度で効率的な整理収納のポイントが生活の動線を考えることです。
身支度をするときは思いのほか家じゅうを歩いています。必ず使う物は、家族の行動パターンや朝やること、動線を意識して実際に使う場所付近に固めて置くと無駄な動きや探し物をする時間をぐんと減らせます。

例えば、毎日飲む薬を「薬だから」とリビングの薬箱に収納してしまうと、実際に飲む場所は食後のダイニング付近だったり、キッチンの水栓の近くだったりするのでその場所までの往復が増えてしまいます。
こういった場合は、食卓周りでよく使うものをダイニング近くに置くコーナーを作るのがおすすめ。ダイニングは朝支度の中心になりがちな場所。朝支度に必ず使うものは、それぞれの物のイメージからあるべき場所を思い込んで家のあちこちに収納するのではなく、ダイニング付近に集めて置くだけで移動の無駄がぐんと減ります。
また、どこかに必要なものを取りに行って「何を取りに行ったんだっけ?」といった朝支度あるあるも防げます。

見える化をする

また、外出の時に「アレがない!」となるナンバー1といえば鍵関係。家、車、車庫、倉庫、仕事場、自転車など、家族がいればその数だけ増え、無くしたり探したりとトラブルの元になりがち。
まずは色々なところを探さなくてもいいように、家の中では玄関かバッグだけと置く場所を二箇所に絞ること。さらに失くしやすいアイテムである鍵類は、玄関ドア面や周辺の壁に引っ掛けて収納し、見える化をするのが有効です。

見える化とは文字通り目に入るようにすること。引き出しにしまったりして見えなくしてしまうと「無い」のか「有る」のかも気づきにくく、無いかどうか確かめるところからのスタートに。その点、常に見えるように保管しておけば誰のどの鍵が無いかもすぐに気づけます。

アクション数を少なくする

最後にこれは整理収納の大原則の一つなのですが、アクション数を少なくすると生活がスムーズになるといわれています。アクション数とは物を使うときにそれを取り出し実際に使うまでの動作の数のこと。多ければ時間も手間も増えてしまうというわけです。

毎日よく使う物なのに、クローゼットに入れてさらに分類のために箱にしまったりしていませんか? これだと目的の物を使おうとしても①クローゼットを開ける ②箱を開ける ③目的の物を取り出す と最低でも3アクション必要です。さらに箱を閉める、クローゼットを閉じるというアクションもついてきます。
忙しい朝に使うアイテムは、できるだけこのアクション数を1、つまり「取り出す」だけに近づけて収納するのが時短、手間なしになるというわけ。
収納方法に限らず、例えば自動開閉の折り畳み傘やサッと取り出せるエコバッグなどそのアイテム自体がアクション数が少なく済む物を選ぶと支度や生活がよりスムーズになります。

探し物の必要がなく、効率的に身支度できる整理収納をすればストレスフリーで過ごせます。時間に余裕が生まれ、今までロスタイムだった時間を生活の潤いやお金に変換できたりといいことづくめ。できそうなことからトライして朝時間を変えてみてくださいね。

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安藤さん撮影:寺澤太郎

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