「今、あなたがMakuake STOREで欲しいものはなんですか?」

「今、あなたが
Makuake STOREで
欲しいものはなんですか?」

インタビュー 2023.4.12

各方面で活躍する人たちに実際に聞いてみました。思い入れのあるお買いものエピソードや今欲しいものの話から、気になるあの人のことをもっと知ることができるはず。だってお買いものは、今の気分や買いもの哲学、つまり人生をリアルに映し出すものだから。

 

好きな物に囲まれて暮らす

「この家に引っ越してきて、好きのものを並べ、花を飾るような気持ちや金銭面の余裕が生まれてきたかも」と部屋の主である石井さんは話します。

スッキリと美しく北欧調の家具で調えられたリビングダイニング。カラフルで温かみのある絵や花瓶、そして軽やかに飾られた花々。そこは洗練された居心地のいいカフェのような、映画のワンシーンに出てくるようなモダンな空間です。

「金銭面に余裕が出たというのはお金持ちになったり、超売れっ子になったりしたという意味では決してないですよ。上京後の貯金がないとどうにも不安という気持ちが減って、お金より【お金を換えた何か】の方がいいかもと思えるようになった気持ちの変化というか。ちょうどコロナ禍で家にいる時間が少し増えたタイミングで、家の中をもっと好きな風にしてもいいかなって思えたんですよね。そこから少しずつ前から気になっていたイラストレーターさんの作品を購入したり、好みの家具に買い替えたり、いけばなを習ったりして今はこんな感じになっています」

上京後の人とモノとの出会い

「上京したときは、それこそ買い物はどこに行けばいいかわからない状況からのスタートでしたよね。そんな中出会ったスタイリストさんが“展示会”というものに連れていってくれて好きな服に出会ったり、当時付き合っていた美容系の彼女に『表に出るならちゃんとした方がいいよ』と言われて面倒でも基本的な肌ケアはするようになったりと今の生活につながるような買いたいもの、買うべきものが少しずつ見つかってきたのかと」

お笑いや動画、「面白い」ということであればしずるのKAƵMAさんのセンサーを信じているそう。「違和感」を感じるセンスのようなものが一致していて、「これが面白いよ」なんて無粋なことを言ってあれこれ勧めてこないあたりまで含めて全幅の信頼を寄せているのだと。 そばにいる人や身近な専門性のある人、確かなこだわりのある人の声に素直に耳を傾けて、受け入れるというのがどうやら石井さんらしさの秘密のよう。 そして中でもその後の石井さんに影響を与えたのが “後輩ナポリくん”が突然言い放った「石井さん、キャラないんでコーヒーやってください」というかなりパンチのあるアドバイスだった。

「ナポリ君はいつもその人を思って発言しているんですけど、本質をついている分失礼だと取られることもあるんですよね。僕に関していえば本当にナポリ君の言うとおりで。その当時、趣味や特技もなくて漫才をすること以外の個性を求められた時に非常に困っていましたから」 この時もまた後輩であるナポリ君の言葉を、誕生日プレゼントにともらった手動のコーヒーミルとともに素直に受け止めた石井さん。以降、まっすぐにコーヒー道を突き進むことに。仕事で訪ねた土地の気になるカフェはもちろん、訪ねたいカフェがあるからとむしろあちこちの街まで遠征する生活になります。その中で出会ったバリスタさんからコーヒーの知識を学び、カフェカルチャーの中で巡り合ったインテリアや飾られている作品のアーティストなどに影響を受け、興味は益々広がるばかり。コーヒーという趣味は今では石井さんの代名詞ともいえるかけがえのない特別な道にまでなりました。

そんな石井さんにMakuake STOREでリアルに今欲しいものを聞いてみると……。

「今すぐにでもこれで腰を押したいんです」と選んだアイテムは、筋金入りの腰痛持ちである石井さんのお悩みを解決したい気持ちが溢れた健康グッズ。元カノから指摘を受けて以来、表に立つものとして最低限のことはしておこうという気持ちで日々のケアをしているものの、面倒っちゃ面倒なんでねとオールインワンの魅力に惹かれた男性用基礎化粧品。ジェラードンのアタックさんから誘われて始めたのに自分でも思った以上にキャンプとそのYouTube配信に本気になっているって改めて感じたという4Kカメラとソーラーバッテリー。高校サッカー部同期の池田君の影響で聴き始めた洋楽への愛は今も変わらず。そして風呂上がりに音楽を聴きながらパロサントを焚くことで一区切りと浄化の時間にしているからとLPコレクションフレームと大好きな香りのパロサントを選んだ。ナポリ君から勧められてどハマりしたコーヒーの「世界の様子」を見にヨーロッパに出かけてみようかと思っている今、その旅のお供にと音声翻訳機を。

 「僕の頭の中は、お笑いとキャンプと洋服とインテリア、そしてコーヒーが占めているんですけど、ほぼ脳内そのまんまのセレクトですね」と石井さん。

「最初はコーヒーと同じく人から声をかけられて始めたキャンプですけど、YouTubeの配信をもっと回数あげてやりたいって思うくらい面白くなってきて。道中の車の中での話とかも面白いからロードムービーみたいなのを撮りたいなとか、いい動画を沢山上げていきたいって思っているんですよね。それでカメラが欲しいのと、キャンプ中は機材とかも充電が必要になるからバッテリーって大事だなと痛感もしていて。虫も寒さも暑さも嫌いなのに、こんなにキャンプにハマっていることに自分自身でも驚いています」

自分を満たしてくれる「こだわり」を手にする幸せ

「振り返れば、洋楽に詳しい同級生の池田君の影響で洋楽にのめり込んで。サッカー部を引退した後は映画干渉に耽溺したんです。でも東京で活動するために大阪を出る時には、使い込んでいたレコードプレーヤーもスピーカーも持ってこず、レコードも処分してきました。でも、プレーヤーでまたレコードを聴きたいなと思うようになって今の家に持ってきて、再び楽しむようになったんですよね。より好きな物に囲まれる暮らしになっているかと」

ゼロから新たに始めた東京の生活。そこに続く、花開いた芸能生活とコーヒーの世界。そして、石井さんが人と物に出会って吸収してきたエッセンスが形になって現れた愛すべきものが詰まった生活の空間。

 「それぞれの生活に必要な“最低限”ってそんなに変わらないんじゃないかな?と思います。欲しいものが買えること、自分なりの“おしゃれ”や“こだわり”を手にすることが僕にとって見栄のラインなので、そのラインに手が届いている今にとても満足しているんです。暮らせる範囲で暮らす、収入などの状況に応じた生活をするということが嫌いではないですから。必要なお金は稼がないとですが、不必要な見栄のためのお金儲けそのものには興味がないということです」

お笑い、コーヒー、インテリア、ファッション……人生を豊かにしてくれる人々やモノをたぐりよせ、その出会いを自分の中で静かに育んで開花させる才能に溢れている石井さん。その人の住まいはまるで本人を投影するかのように、まっすぐなこだわりに裏打ちされたモノが生み出す豊かな時が流れる特別な場所なのでした。

※本文中の写真は全て撮影時のみマスクを外しております

撮影/寺澤太郎

石井輝明さんのお気に入りリスト

 

石井輝明(いしい てるあき)
芸人。 これまで訪れた数は1300軒以上というコーヒー屋巡りをはじめ、キャンプ、音楽鑑賞、映画鑑賞、花、インテリア、仏像拝観、御朱印集め、整理整頓と非常に多趣味でその感性がおしゃれだと注目を集める人。
Instagram&Twitter @comandanteishii
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